ラフィネの試飲会
先日銀座でラフィネの試飲会がありました。
何とも豪勢な品揃えで、久しぶりに本来のラフィネの主力ラインアップであるシャンパン、ブルゴーニュなどフランスワインの試飲会です。
ただ残念なことにちょっとワインが荒れていて本来の美味しさを認識することが難しい。私は何度の飲んでいるので何となく想像がつきますが、初めて飲む人はちょっと勘違いしてしまうかも。
荒れていたのでブルゴーニュなどは樽が前面に出てしまっていてちょっと普段と違う感じ。ただその中でも良かったワインがかなりあったのでご報告します。
まずは新しく輸入を始めたブルゴーニュの生産者ドメーヌ・リシャール・マニエール。このワインにはちょっと吃驚しました。私が長年求めていながら実はほとんどなかったようなスタイルで、チャーミングで軽やかな中に複雑さを醸し出すタイプのブルゴーニュ。正直もう10〜20年以上こういったワインには出会っていません。ブルゴーニュって最近はアメリカ指向のものが多く果実味の濃いものが主流となっていますが、実は軽やかなワインほど驚くほどの複雑さを醸し出すのです。そういった意味でもこの生産者のスタイルはすごい!樹齢が全体的に非常に高くその分複雑さも半端ない。近々買い付けますのでお楽しみに!
シャルロパン・ティシエは前回滅茶苦茶良かったのに今回は樽が全面に出てしまい台無し状態。前回飲んでおいて良かったです。試飲会に行った人は勘違いしないように。これも10月に買い付け予定。
ドメーヌ・デ・ティユルの2013年はすごく良いですね!どうも昨年あたりから作りを変え酸化防止剤の量をかなり少なくしたようでワインとしての複雑さがかなり出てきていて印象が変わりました。まだキュヴェによって若干堅いものもありますが、年末までには良くなりそう。これも10月中にはご紹介できると思います。
ジュラのリュシアン・アビエがすごく良かったですね。これは絶対に買います。軽やかで質感抜群。上品なピノのようです。
ジェラール・ブレのサンセール系はすでに買い付けていますが、抜群の美味しさ。やっぱりサンセールでは今一番の注目株です。
シャルリー・ニコルのシャブリは相変わらずの美味しさ。この人のワインは万人受けする魅力を持っています。
ドメーヌ・ラペはほんと中庸というか凄くないけどうますぎる要素が沢山あり、なんか不思議な位置関係。バランスが良すぎてある人はもの足りなく感じるでしょうが、ある人は感激するような。リーズナブル系をいつもお楽しみの方にはうってつけのワインです。
クールセルはこの日ちょっとイマイチの表情でしたが、実はかなり美味しいというか古典好きのブルゴーニュファンは絶対買うべきワインです。1990年、2004年は死ぬほど美味しい!
他にも普段ワインホリック買わない地域のワインで優れものがあったので近々ご紹介します。
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