スペイン合同試飲会報告
昨日はカリーニョのご夫婦に誘われ、八芳園で行われたスペインの合同試飲会に
行ってきました。
正直あまり良いところはないだろうなという予測の元、試飲を始めましたが、
凄く状態の良いインポーターが3社もあったには驚き!一つのインポーターは
昔から知っている人が主催しているインポーターでした。
多分これらのワインは年内にワインホリックでも紹介します。
ワインホリックでは扱う基準に達しませんが3社ほどはまあまあの状態。
他はもう緩くいかれた様なワインはほとんどありませんでしたが、まあ酸が無い感じ。
とにかく今回の試飲会場で問題だったのは提供温度が高すぎると言うこと。
温度が高いと単純に美味しく感じるという利点はありますが、本来のワインの要素や
酸の状態はぼやかされてしまう傾向があります。そんな中どうやって良いワインを
見つけるかに苦労しましたが、やはりコンディションの良いワインはそんな状況の
中でも全体的な質の良さは明らかに違っており、3社の素晴らしいインポーターは
明らかな違いがありました。
ただ今回スペインワインを飲んで思ったのは、スペインらしい明確な個性を感じるワインは
ほとんど無く確かにスペインならではの品種のワインはあるのですが、その品種である
というだけでワインの造り自体はかなり国際的な受けを狙ったようなワインが多く、
どこのワインを飲んでいるのかわからないという感じでした。
これだったらスペインじゃなくても良いじゃないというワインが多かったのは
ちょっとがっかりしたところ。
やっぱりスペインにもかなり急激に国際的な波が襲いかかっているようです。
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