ホガン・ワインズ / ダイバージェント 2015

ラフィネが新しく輸入した南アフリカ・ステレンボッシュの作り手の赤。

詳しい情報がまだないのである意味先入観なしに飲んでみた。

まずこのワインは今まで飲んだことのある南アフリカのワインとはイメージを異にする。

香りには南っぽい雰囲気はまるっきりなく、イメージ的にはローヌの上質なワインだが、カベルネ・ソーヴィニョンのニュアンスが強いためにラングドックの秀逸なワインといったイメージだろうか。

濃密なのに熟度はそれほど高くないために少しドライ目にすら感じる。標高の高い地域の葡萄だろうか。一日目でも飲めるのだが、二日目になるとずいぶんと柔らかさが出てきて質感の良さがよくわかる見事な酒質を見せつけてくれる。魅力的かどうかといえば魅力的なのだが、あからさまな魅力で引きつけるというよりも酒質の良さで訴えかけてくるようなワインである。カベルネのいやらしさは全くなく、なんともいえない不思議なワインという印象。かなり生産量も少ないようで限定販売となっている。多分11月から12月にかけワインホリックにも登場予定。

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