ザ・サディ・ファミリー /パラディウス [2013]

サディーに関しては数が少ないこともあり今までまともに飲んだことがなかった。

南アフリカ最高の作り手として名を馳せているサディーとは一体どんなワインなのだろうか。

実は以前とあるお店でグラスで少しだけ飲んだときは結構堅く寝かせないと駄目だなと思っていたのだが、どうもお店での管理が悪かったのか実は全然違うワインだ。

現在でも十分に飲める段階に入っており、きらきらするような気品に溢れた姿に驚いた。アルヘイトの様ないかにも肉感的な感じでもなく、クリスタルムのような上品きわまりない世界でもなくもっと貴族的なきらめきを持ったワイン。フランスでたとえるなら輪郭が明確なコンドリューのような世界だ。そして全く新世界らしさを感じないまさに世界基準の素晴らしいワインだった。恐るべき作り手だ。明日若干ですが追加放出します。