エヴィーノの試飲会報告
今日は朝10時半からエヴィーノの試飲会でした。
本日はコステとダミアンのみ。
コステをこうやって色々飲んで思うのは、自然派のワイン特に自然派っぽい
独特の香りのするようなワインが熟成によってどのような変化をして行くのか、
そして一体彼らは何を求めてこのようなワインを作っているのかということです。
コステのワインは合田さんがワインを作る前から彼を見出し注目していたわけで
それだけ腕のある作り手。コステのワインは入荷当初自然派臭くても確実に
熟成によって変わって行くことが証明されています。まだまだ数年での部分でしか
判定できないのはしょうがないとして、まさしく彼のワインが自然派の将来を占う
指標となることは明らかです。
2015年はイタリアにとって素晴らしいヴィンテージであったこと、そしてコステの
明らかな進化により、実に素晴らしいワインが出来上がっています。
熟成したワインもおくつか入ってきていますが、以前とは大きく違う味わいと質感が
あれのワインが素晴らしいワインであることを証明しています。
エヴィーノ、ラシーヌ共に素晴らしい状態ですが、ちょっと違いはありますので
ぜひ飲み比べるのも面白いと思います。
ダミアンは以前に比べ黄色味を帯びていましたが、それでも自然派にありがちな
酸化臭などなく色みを帯びながらも状態良く熟成している姿が実に興味深かった
ですね。特に2005年は次回入ってきますが、素晴らしいポテンシャル。
流行りの自然派ですが、そろそろ状態の悪い自然派と出来損ないの自然派、
状態の良い自然派、極まった自然派の中で大きな格差が生まれ始めています。
私は自然派くさいようなワインは辟易としますが、状態が良く腕のある作り手の
ワインには一目置いています。
本日の両者。飲むに値する自然派です。
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