ラシーヌ試飲会報告

まずかなり厳しかった2016年ですが、クロ・ド・ティエ・ブッフは多分生産量は激減したのでしょうが、ワインとしては実に完成度の高いものを作ってきました。2015年の様に甘いと感じるほどの果実味ではなく、もっと軽やかなのですが、その分酸が表に出てきて非常にバランス良く味わいにも優れたワインとなっています。

ピエール・フリックの2015年は、ゲヴェルツとピノ・グリが新しく入荷。マセレーションをかけているために色合いは軽やかなピノのよう。いわゆるオレンジワインなのですが、イメージはちょっと濃いめのロゼのよう。でもカテゴリーは一応白として売り出します。明日の予定。味わい的には非常に魅力的なのですが、他の白に比べると少しドライ目。ピノもなかなか良い出來です。

ジーノ・ペトロティーは非常に柔らかく優しい味わいで、キュヴェごとの明確な個性はあまり感じられませんが、全体的な出來としては非常に良いと思います。

エセンシア・ルアルは前回のヴィンテージよりも癖がなくなりかなり魅力的になっています。


ゴンザロ・ゴンザロは今回はホワイトイエティーのみ。これは結構美味しいです。今回赤がないことを考えると赤はあまり出來が良くなかったようです。

プリサ・マタはちょっと豆のような雰囲気がでやすいワインですが、それがなければ極上のピノのようなワイン。これも良かったです。

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