最近素晴らしいワイン

最近はあまり高級ワインは開けていない。どのワインを飲んでもあ〜これだよなと予想通りになる。あまりにも記憶が鮮明なワインだとそれだけで飽きてしまう。

リーズナブル系のワインの方が早熟だし、極端なインパクトはないが気楽。

昨日飲んでいたのはテラス・ド・ギレムのメルロー。

https://shop.wineholic.info/view/item/000000000083

これ意外に美味しくてうちの娘もこれ美味しい！と言っていたが実は結構うるさいやつ。

一昨日はレオン・バラルのフォジェール2017年。実はこのワイン半分飲んで４０日ほど飲むのを忘れていたやつ。ちょっと恐々開けてみたら、全然劣化していない絶好調に美味しい。最近レオン・バラルがあまり良くないとの噂を聞いたが、全然そんなことはない。やっぱすごいワインだ。在庫はないですけど、、。残念！

そういえば先日飲んだガレの赤も美味しかった。ちょっとトロッとしていてこの値段はないだろうという安いワイン。

https://shop.wineholic.info/view/item/000000005268

何と言っても好きな白は

サルヴァトーレ・モレッティエーリ / フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ [2020]

https://shop.wineholic.info/view/item/000000005341

赤は強烈な個性があるが白は個性が明確ながらも非常に好み。先日とあるイタリアンに久々に行ってこれを飲んだが、残念ちょっとだけ劣化していた。それでも美味い。やっぱり酒屋の管理の問題かな、、。実に勿体無い。ラシーヌの試飲会で飲んだ時は実に良かった。

プリンチピアーノ・フェルディナンド / ドゥセット [2021]

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これ意外と良かった。ちょっとドライだけど価格からすれば全然良い。

ラ・スール・カデット / ブルゴーニュ・ルージュ・シャン・カデ [2020]

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これが意外と開いていて美味しかった。いわゆる有名生産者のピノとは違うけど、ピノ好きを納得させるような魅力をちゃんと持っていていいワイン。

最近特に良かったのは

ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ / ブルゴーニュ・パストゥグラン [2018]

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とにかく独特の上品さを持っていてめちゃくちゃいい。マルキ・ダンジェルヴィーユ自体最近光り輝いている。

最近何度も言っているが温暖化の今パストゥグランとアリゴテは絶対に買い。

全体的に暑すぎる夏のために酸度が落ちているワインが多いが、そこはもともと酸度の高い

パストゥグランとアリゴテ。今まさにちょうどいいのである。もう昔のイメージでは語れない。パストゥグランとアリゴテは最近新規にあまり植えられないので現状ある畑は非常に樹齢が高い。ようやく報われる時が来たのだ。

ドメーヌ・フランソワ・カリヨン / ブルゴーニュ・アリゴテ [2019]

https://shop.wineholic.info/view/item/000000005287

ということでこれも抜群。

普段飲みのワインも高額ワインも今視点を変える必要がある。今までの経験値だけではいいワインに行きつかない。脚色系、いわゆる味を作ったようなワインは熟成に時間がかかる。若いうちに飲むとなんじゃこりゃというワインも多い。ヴィンテージに関しては昔ほど珍重しなくても最近の作り手はなんだかんだ言いながらそれなりにいいワインを生み出す。状態が悪ければ気にする必要もあるが、状態の良いワインなら全然気にする必要なない。

マリアージュでも言っているが状態の良いワインはマリアージュなどほとんど気にしなくて良い。ヴィンテージに関しても同じことなのだ。それよりその年その作り手がちゃんとワインを作ったかのほうが問題。新ヴィンテージのワインを飲んでこの年良くないという人もいるが、そんなすぐわからないのですよ。できたばかりの姿は、変化していないとね。特にこんな難しい異常気象の現在、それなりにみんな努力しているから、ここは過去の経験値が役に立たないこともある。まあグランクリュクラスのお高いワインは、構成する要素がグレートヴィンテージの方が多い傾向があるから多少気にした方がいいのだが、実は熟成すると要素の少ないワインの方が美味しかったりする。要するにワインはいつ飲むかが大事なのだ。若いうちに飲んでしまうと、なんだ安価なワインの方が美味しいじゃないかということになる。

ワインを美味しいか美味しくないかで語ると常識的な理論はあまり当てにならないのだ。