ラシーヌの試飲会情報

ラシーヌによると最近ギリシャは観光のためにどんどんホテルなどが建っており

葡萄畑がかなりなくなっているそうです。その上にワインのプロモーションも盛んで

価格が急上昇。ギリシャならではの見事な個性のワインもそう多くはなく他のギリシャを

探してもなかなか良いものはないそうです。

いくらコンサルが入ったところでテクニックに偏ったワインは面白みに欠け全然駄目。

昨日聞いたのですが、日本で一番売れている酸化防止剤無添加の500円ほどで買えるワインも

酸化防止剤無添加をうたうとワインが売れると言うだけの話で中身はバルクワインを

究極までフィリターを通し風味を失わせ、あとから風味を添加するというまさに缶ジュースの

ようなワイン。安きゃ良いという、酸化防止剤無添加なら良いというワインの知識のない人を

だまし討ちしたようなワイン。世界の流れとは逆行した酷いワインが流通している日本って

どうなんですかね。

こんな世界とは無縁のラシーヌが選んだワイン。やっぱこれじゃなきゃ駄目ですね。

さて昨日良かったのはファゾーリ・ジーノのプロセッコとピノ・グリージョ。

さすがあれだけ美味しいソアーヴェを作るだけにとにかく良い感じです。

そしてプロセッコでは圧倒的に丁寧に作られその上そんなに高くないという逸品

カ・デイ・ザーゴ。内容の割に味わいの割に人気がついてこないのですが、ある意味中途半端に

高いというところが原因でしょう。でもこれは絶対に飲むべきなのです。

今回は新しいキュヴェも加わりましたので近々ご紹介します。

プンセの白もけっこう良かったですし、久々にクエンホフも非常に良かったので全て買いました。

サルヴァトーレ・モレリッティーニのアーリアニコも購入。やっぱり良いです。

最後はダラマラの白。前回よりも若いせいかちょっと風味が乗り切っていませんが、

すぐ良くなるでしょう。エチケットは変わり既存のラインと同じような感じになっていますが、

これは良いですよ!

とにかくギリシャワインは来年あたりから価格上昇が予想されるので今のうちに!

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