イミッヒ・バッテリーベルク新ヴィンテージ登場!

ドイツドライ派の質の高いワイン!

モーゼル中流で1425年から続く醸造所、イミッヒ・バッテリーベルクの経営・醸造責任者。1999年、ザールのファン・フォルクセン醸造所を、現オーナーのローマン・ニエヴォドニツァンスキーの右腕として立ち上げ、ドイツワインに変革をもたらした。

ゲルノートのやり方は、20年前は相当に思い切った手法だった。普通の生産者ならば、ブドウ樹は収量が落ち始める30年前後で植え替えるところを、出来るだけ樹齢の高い老木を、より質の高いワインが出来るとして大切にした。平均の約半分前後にあたる40hℓ/ha以下に収量を抑え、辛抱強く完熟を待つローマンとコルマンのやり方に、近隣の生産者達は呆れかえった。セラーでも、微量の亜硫酸以外の添加物を一切使わずに、野生酵母だけで発酵した。高い志を持ち、リスクに果敢に挑んだ辛口系のリースリングは、当初「モーゼルらしくない」と批判された。しかし、間もなく「リースリング・ルネッサンス」とも評される、辛口ドイツワインの一大ムーヴメントを引き起こした。その仕掛け人が、ゲルノートだった。

 2004年7月にファン・フォルクセンを辞した後、ゲルノートはフリーランスのコンサルタントとして、各地の醸造所で栽培・醸造を手掛けた。ありきたりで凡庸なワインを造っていた醸造所が、ゲルノートの手にかかると目の覚めるような味わいの、実に魅力的なワインを造るようになったのは、まるで魔法のようだった。そして2009年に、イミッヒ・バッテリーベルクの経営・醸造責任者に就任。ファン・フォルクセンと同じ手法で、高品質な辛口系リースリングとシュペートブルグンダーを醸造している。

 

イミッヒ・バッテリーベルクの名前の「イミッヒ」は、1989年まで564年間に渡って醸造所を続けてきた、イミッヒ家に由来する。「バッテリーベルク」は19世紀半ば、モーゼル川沿いの急斜面の岩盤を火薬で爆破して造成した際の轟音を、砲兵隊Batterieの砲撃に例えたことに由来する。現在、醸造所が所有する9ヘクタールのブドウ畑のうち、バッテリーベルク周辺の主要な畑は、1868年のプロイセン王国政府の格付け地図で、グラン・クリュに格付けされている。きわめて急峻なブドウ畑で、すべての農作業を人手で行わなければならない。粘板岩に珪岩が混じる土壌の斜面に栽培される、多くが樹齢80年以上の自根の古木から収穫されたブドウは、9世紀まで遡る醸造所の建物の地下にある、玄武岩の柱が支える石造りのセラーで醸造される。

●イミッヒ・バッテリーベルク / エシェブルク・リースリング [2020]

商品コード:20948

Immich-Batterieberg / Escheburg Riesling [2020]

【リースリング100%】

ドイツ / モーゼル

販売価格:4320円(税込4752円)

https://shop.wineholic.info/item/20948.html

●イミッヒ・バッテリーベルク / シュペートブルグンダー ロゼ [2021]

商品コード:20949

Immich-Batterieberg / ROB Spatburgunder Rose [2021]

【ピノ・ノワール100%】

ドイツ / モーゼル

販売価格:3150円(税込3465円)

https://shop.wineholic.info/item/20949.html

0コメント

  • 1000 / 1000