和歌山の焼き肉ひげ
実はこの店にワインを卸すことになった。ここのオーナーは東京来た際に梅丘迄きて私の話を聞いてくれたのです。そこまで真剣に思ってくれるのなら、別にそこまでしてくれないても常にちゃんとやる気満々なのですが、さすがにこっちも気になります。送ったワインを飲んで感激してくれ、そして2日後自分のお店の自慢の肉とたれを送ってくれたのです。当然それには訳があります。一体自分たちの出している肉とたれはどんなワインに合うのか。彼は東京に来たらいろいろな焼き肉屋に行くそうですが、脂が重いといっていました。そして今日娘と一緒にちょっと多すぎるだろうという量のお肉を焼き肉にして食べましたが、あっというまに完食。何が凄かったかというとその店主もいっていたとおり、脂が軽い。全くもたれない。これって何が違うのかと疑問に思うほど。そのとき思ったのが、健全なワインが持つ酸のこと。酸さえ健全ならこの肉はどんなワインにも合うという確信を持てたのです。ワインと食の相性と言いますが、実は食もワインも健全な姿を保っていたらそんな相性の悪さはない。それが私の見解です。そりゃ、当然そうじゃないものもありますよ。でも皆さんが思っているほど、難しくはないんです。健全じゃないから難しさが出てくる。まずはちゃんとしている物をいただくことが大事なのです。本質を無視しがちな日本人。それじゃいつまで経っても本当のことには到達できませんよ!
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