ラシーヌの試飲会
先ほどラシーヌの試飲会に行ってきました。
まずはロレンツのリースリング。凄く良い感じですね、本当に美味しい。でも面白い話があって実はこのワインあまり売れていないのです。輸入量を聞いてびっくり。こんな少ないんだ、、。
何故皆さん買わないのか。本当に不思議になるワインです。ワインホリックではまあまあ売れていますが、、。
ヴァイザー・キュンストラー、酸が爽やかで実に良いワインですね。この人の畑はかなりの急斜面で実に素晴らしい古木のようですね。
エヴァ・フリッケ、ヴァイザー・キュンストラーの後に飲むと更に良いですね。個人的にはこちらに軍配が上がります。帰ってきて調べたら売り切れているので再度買います。
グラムノンはドメーヌものよりネゴシアンものの方が今飲んで美味しい。ネゴシアンものはとてもフレンドリーな感じのワインが多くすぐ開いてくれるし特にソワフが凄く良い。
ロゼもなかなか良かったけど、もう少し待てば更に良くなりそう。
マルセル・リショーは2015年かなり良かったようでボディーの厚みが通年よりも一段上。まだ若々しいけど徐々に良くなっていくはず。ここ数年で最も良いですね。デーグルでも凝縮感がかなり良い。
息子さんも21歳の時の子供らしくもうすでに一緒に働いていて後継者にも問題がないようです。
エンデルレ・ウント・モルはやっぱりドイツで一番良いピノですね。かなりの変わり者らしく先生からブルゴーニュに行って修行してこいと言われブルゴーニュにもいたそうで、ほとんど手作業でワイン作りを行い雑誌などには一切提供することなく、生産量の多くはオレゴンに売っているそうで、日本の割り当てはかなり少なく、総量のほとんどを輸出しているために本国でさえ全然出回っていないそうです。やっぱこういったワインが美味しいんですよね!
さて最後はルジューヌ。2013年は軽やかでもうすぐ飲みごとになりそうですが、2012年は非常に酒質に優れここまで違うかと驚くほど。ルジューヌは古典的なスタイルですが、非常に理想的な感じで現代的な部分も持っている作り手ですが、古典のブルゴーニュらしく飲み頃の幅が狭く、いつ飲むかで印象が大きく変わります。飲み頃が難しいワインですが、多分後1〜2年置いておけばかなり良くなるでしょうね。まあとにかくポマールでは今最も貴重な作り手です。ボーヌ系のワインははやり地味な中の美味しさですから開くと化ける。
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