ジャイエ・ジル / ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ボーヌ [2012]

リリース当初は新樽の風味が強烈で力強すぎて飲むのが大変だったのだが、現在は全くそんなことは感じさせずすべての要素が液体に溶け込み透明感すら出てきている。これこそが熟成の魔力ともいえこれからが本格的にジャイエ・ジルの魅力を体感できる時期といえる。多分私が知っている限り過去最も素晴らしい状態のジャイエ・ジルといえると思う。昔彼の蔵を訪れあまりにも日本にあるワインの姿を知って愕然としたが、日本でも蔵と同じ状態で飲みたいという願いが今目の前にある。