クライン・コンスタンシア / ヴァン・ド・コンスタンス [2013]

ナポレオンが愛したと言われている、ミュスカ・フロンティニャンで造られる珠玉のデザートワイン。一体どんなワインなのだろうかと思い開けてみたら、、


これは凄いデザートワインだ。貴腐でないのにも関わらずソーテルヌのような様相で時間が経つと桃のネクターのような香りと味わいが出てくる。糖度はソーテルヌほどは高くなくそこがまた良い。シャトーディケムを越えると思っているドワジー・デーヌを彷彿とさせもしかしたら肉薄するほどではと思わせる凄さがあり、これはコンディションが良いことも合わさって日本で飲めるデザートワインの頂点の一つではないかと思う。


基本的にソーテルヌは日本で状態の良いワインを飲む機会はほとんどない。元々のボルドーワインの扱いのひどさもあるがソーテルヌ系の甘口ワインは長熟と言うこともあり状態良く入れる業者がかなり少ないのである。そういったことからもなおさらこのワインの価値が高まる。

糖度がそこまで高くないのでするすると飲めてしまい、へたをすると一人で1本行ってしまいそうな危険なワイン。通常甘口系のワインは糖度が低いと物足りないことが多いのだが、このワインにはそんな心配はいらない。はっきり言ってこの内容で安すぎます。

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