チェス・マン / ジンファンデル・ロダイ [2011]
サンタ・バーバラでシラーを主に作る有名なアンドリュー・ムレーがワイン作りに参加しているようで、以前から只者ではないと思っていたのですがアメリカでもかなり評価が高いようですね。平均樹齢35年以上のジンファンデルが使われており、リリース当初は濃厚な感じで飲みごたえがあったのですが、急激にピノのような軽やかさになり驚かされました。
そして昨日飲んでみると今度はミディアムボディーになっており、ジンファンデルといえば少しでも熱が入ると独特の甘みが出て来るワインが多いのですが、さすがコンディションが良いだけあっていわゆるジンファンデルという感じはなく、非常にバランスよく整っていてちょっと驚くようなワイン。突出したところがなく全体的なバランスと非常に上品な旨味があり一瞬アメリカワインであることを忘れてしまいます。今最高潮のこのワイン、ぜひ飲んで見てください。
PS. 1/4残っていたワインを次の日に飲んでみたが、若干酸化のニュアンスはあるがもっと練れてかなりいい感じになっている。ジンファンデルらしいと皆さんが感じるような妙な甘みはなく良質な趣旨つがそのまま熟成が進んだようになっている。アメリカワインの本来の姿を見るにはまさに最適のワインだ。
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