最近気になっているワインたち

ラシーヌ便りを読んでいたら、やっぱりイル・パラツィーの変わったんですね!先日のラシーヌ試飲会で今までと大きくイメージが変わっていたので再度扱い始めたのですが、なんかちょっと昔の姿を思い起こさせるような焦点があったワインに戻っていました。醸造家が病没して息子が作り始めたようです。またスタンダードキャンティーとしての存在感を発揮できそうですね。

最近今までほとんど扱って良いなかったジュラやサヴォワのワインが増えてきています。昔はこの地域のワインは日本にはろくなワインがなかった。というよりもコンディションが悪く劣化していて扱う意味すらないワインが多かったし、ブルゴーニュに傾倒していた私にとっては魅力を全然感じなかったのです。しかしここ10年の嗜好の変化に伴い、自然派のピュアーな世界を知ることになったことで、この地域のワインの良さがわかり始めました。全てが好きなわけではありませんが、最近思うのは、単純なインパクトわかりやすい要素は飲んでいて飽きがくることが多い。1本一人で飲みきれるワインの価値を感じています。first impressionはそれほど強くなくても飲み続けるほどに良いワインだなと思えるワイン。こういった価値もあることを感じているのです。そういったワインが多い地区、それがジュラやサヴォワだと思います。

サヴォワ

http://www.wineholic.info/site/winary/winarycontents/savoie/savoiecontents.html

ジュラ

http://www.wineholic.info/site/winary/winarycontents/jura/juracontents.html


最近はラフィネのスタッフと飲むことが多く何かと言えば南アフリカワインになることが多いのですが、新世界の中ではやっぱり一番好きかもしれません。まだまだ飲み始めてそれほど期間が経っていないので、ワインとしての将来性という意味では経験値がありませんが、厚ぼったくないそれでいて凝縮した健全な果実味は熟成の可能性が非常にあることを感じています。ヨーロッパに一番近くそれでいて南アフリカらしい個性を持っていて現段階ではわかりやすさが信条と言えるかもしれません。しかし若手が台頭しこれから本当の素晴らしさが花開いてくることを期待しましょう。

南アフリカ

http://www.wineholic.info/site/winary/southafrica/southafrica.html


フランスのワインたちが、自然派志向が強くなりはっきりとした個性が希薄になり質感を求める時代、フランスの優位性が薄まっているように感じています。食の変化や文化の融合も関係しているのでしょうが、そんな中イタリアワインが改めて良いなと感じています。もともとイタリアワインにはどの国のワインにもないような明確な個性と特徴があり、それが自然派志向の中でもちゃんと存在しているのです。自分の嗜好が変わってきていることもあるのかもしれませんが、イタリアいいですよ!

イタリア

http://www.wineholic.info/site/winary/italia/italiacontents.html

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