アルヘイト・ヴィンヤーズ / フロットサム・ジェットサム・エアルーム・シュナン・ブラン [2017]

2017年のシュナンブランは初めての試飲。飲み始めはちょっと温度が高かったのでぼやけていたために半分ほど飲んで2日経ってからの本格的試飲。やはりこのワインは9度くらいまで温度を下げた方が良い。ちなみに2日経っても全く落ちる気配など無い。

さて最近は魚介特に生や焼き魚での検証をしたいと思っていたので今日は鰹の刺身とサンマの塩焼きをつまに。

鰹は関西の薄口生醤油で合わせたが、鰹自体がかなり良いものだったのでベストマッチング。サンマでも全く問題なし。内臓も全く問題なし。ちなみに醤油は尼の生醤油。この醤油はそれほど強いインパクトはないのだが、使うほどに良さが分かってくる。

前から思っていたのだが、酸が健全であれば生の刺身や青魚でもほぼ問題なく白ワインとは相性が良いと言うこと。ワインは酸が壊れることでマリアージュの幅が非常に狭まるのだ。

それと高額なワインになるほどにマリアージュは難しくなる。高額なワインほど個性が明確でそれがぶつかるからだ。リーズナブル系のワインで状態が良ければ酸がフレッシュで開いているものが多い。魚介にかぼすやレモンをかけたような感じになるので相性が良くなるのは当たり前にも感じる。凄く相性が良いと感じるためにはある程度ワインを選ばなければならないが、これは通常でもかなり難しいので経験値がある程度なければ難しい。だがそこまで神経質になる必要もない。ダニエラの川崎が言うにはイタリアワインは他の国の料理にはなかなか合わせにくいといっていたが、イタリアワインはまだそれほど合わせたことがないので課題にしておこう。

シュナン・ブランはフランスのものになるとまた南アフリカとは傾向が違うが、南アフリカのシュナンブランは間違いなく魚介との相性は良い。特に酸の壊れていないラフィネのものに限るが。

https://www.wineholic.info/item/14061/

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